恋愛遍歴、振り返り。
今まで、好きな人にすでに付き合ってる人とか、
付き合ってなくても好きな人が居る場合は、
速攻諦めて、応援に回ってた。
自分なんかがその人の前にしゃしゃり出ちゃ
いけないって思ってた。
だって、おれは
男としても女としても中途半端だから、
おれが惚れた女の子にはマトモな男と結ばれて欲しいし
おれが惚れた男にはマトモな女の子と結ばれて欲しいと
そう思ってしまってたから。
そんな諦めぐせがついてた。
自分が誰かのこと好きで、
その人に現在特定の恋人か想い人がいるか
まだわからないときでも、
自分のことを好きと言ってくれる人が現れれば
簡単にそちらになびいた。
こんな自分を好きになってくれる人なんて
もう二度と現れないんじゃないか、
そんな風に考えちゃってたから。
でもそんな主体性のない受身の恋は、
すぐに破綻した。
おれは半年もまともに関係を保てたことがない。
別れた理由は直接的にはいろいろあるけど・・・
多分、根底にあったのが、
そういうセルフイメージの低さなんだと思う。
それでいて、いざ相手の自分に対する見方が
自分の願うものでなかったりすると
それにまで流されることもできない程度には自己があって。
まぁそこで無理して続けなくてよかったとは思うけど。
あー何が書きたかったのかわかんなくなってきた
そうそう、「好きな人を奪う」って発想の話だよね
△ちゃんから聞いた話、今めっちゃ思いめぐらしてる。
「祈りで奪う」もだし、
「今までの失敗によって、自分には何が必要不可欠なのかわかってくる」
っていうのも、同じくらい。
それで、今までの失敗を思い返してるんだ。
以下、めっちゃ長い!!
(小学校時代までは、
恋心なんて恋に恋するような
ふわふわしたものだったから、カウントしない笑)
ひとりめ。
中学時代、▲に告られて付き合った時。
おれはその時好きな人がいたのに、
絶対に届けないってハナから諦めて、
好意を持たれている喜びに溺れて
わりとあっさりOKして付き合い始めた。
でもそれからすぐに、好きだった人と同じクラスになってしまい。
毎日顔を合わせるのに、
付き合ってる相手とは週に一度しか会えない。
当時ケータイも持ってない。
あっという間に気持ちはクラスメイトの方に傾き、
そのまま付き合ってはいられないと思ったおれは
たった一ヶ月で別れを切り出した。
「好きな人がいるから、ごめん」
最初にそれを言えなかったがために、
ひどい傷つけ方をしてしまった。
相手には何の非もなかったのに。
むき出しの心に、
おれは深い傷を残してしまった・・・
ちなみに、この▲が性同一性障害で、
MaleToFemaleつまり体は男だが心は女。
この時点では反動で見た目こそ男らしかったけど、
内面はすでにかなりはっきりと自分は女性であると言っていた。
▲のことを調べていくうちに、
自分もそうじゃないかって気づき始めたという意味でも、
▲との関わりはおれの人生の重要地点になっている。
高校時代はつきあったことはない。
好きになった人は、トータル3人いる。
まず入学早々同学年の$という男に惚れ込んだ。
単に部活仲間として親切にしてくれてるだけだったが
おれは勘違いの可能性も十分考慮しつつも
勝手に盛り上がってしまっていたため、
相手に付き合ってる人がいるの気づいたときは
相当落ち込んだなぁ・・・
そのあとだった。
初めて、女の子を好きになったこと。
それまでも自分の性同一性に違和感はあったけど、
女らしくしたくはなくても好きになるのは一貫して男だったから
すごく悩んでいた。
(実際は、好きになる性別は
性の自己認識と逆とは限らないんだけどね)
でも高校1年の移動教室、
同室になったクラスメイトの女の子☆ちゃんに恋をしてしまった。
恋かもわからないような、とにかく胸がドキドキして。
なにしろ初めて女の子に対してそんな気持ちを持ったから。
旅行中も部活の朝練や夕練で疲れきった☆ちゃんが、
部屋で一緒にベッドに腰掛けてテレビを見てたら
うとうとしておれのひざにもたれかかってきたとき、
急に彼女を異性として意識しちゃって、
軽いパニックになりながら人生初めての衝動を感じた。
今まで男を好きになった時に感じた感情とは全く違う、
(それは憧れ、自分もそうなりたいという思いだった)
守りたい、愛しい、誰にも渡したくないという雄々しい気持ちだった。
自分の中の「男」が新しい形で目覚めた時だった。
それまでは、女性らしくすることを強いられて反発するという
相対的な性認識だったけど、
その時初めて、自発的に自分の中の男というのを認識したんだ。
ただ、そのときは、ものすごく背徳的というか、
すごくいけない思いを持ってしまったという感じが強くて、
それに自分が彼女に告白したって、困らせてしまうだけだ、
この子に自分なんかのことで悩ませたくない
そんな風に考えて、その淡い恋心は自分の中に封印した。
二年生になったらクラスも変わったし、
徐々に彼女に対する想いは薄れて消えていった。
その後、$とは違う男を好きになった。
$と同じく軽音部仲間のドラム王子▼。
この時はかなり一途に惚れ込んでいたが、
まだまだ若かったなぁ、
結婚したら絶対やってけないだろってやつだったからな。
ただとにかくそのころは、変人が好きだったんだ。
無難に生きてる自分には手の届かないような
変人としての生き方を貫くそいつに完全に惚れ込んでた、憧れてた。
いろいろ影響を受けた。
ストイックに練習するところには尊敬も抱いてた。
正直付き合えなくても友達として仲良くなれることが一番嬉しかったし。
そしてあるとき、好きな人がいることを知ってしまう。
やはり、すぐさま身を引いて(友人関係はそのまま続けてたけど)、
自分の想いはふせて応援することに決めた。
ただ、とあるきっかけでおれの想いを知られてしまったというか、
知らせなくてはいけない状況になってしまって。
相当困惑させたなぁ。
でもそのあとも、おれは振り向いて欲しいとは思ってないから
応援するスタンスは変えない、って伝えたら、
今までの友人関係は壊れずに済んだ。
おれの中では、わりと綺麗な、汚れずに済んだ、貴重な恋だった。
そのあとはひでえんだけどorz
卒業間際に、$の進学先がおれと同じってことを聞いてしまった。
しかも、付き合ってたカノジョと別れたことも知ってしまった。
そういうときに対して祈りもせず運命とか思っちゃうあたり、
ああもうあの頃の自分殴りたくてしょうがない涙
やめときゃいいのにダメもとで告っちまったんだよなぁ。。。
つい直前まで▼にゾッコンだったくせに、
わずかでも可能性が見えた途端に二年前の恋が再燃するなんてさ。
ああ、不純。
せっかく▼に一途だった2年弱がこれで一気に値下がったわ(´Д`;)
ま、あっけなく玉砕したけどな!!
ただそのとき、やっぱ優しいな$は、
こんなことしたら気まずくなってもしょうがないのに、
「恋愛対象としては見れないけど、友人なのは変わらないよ。
大学でもよろしくね」
ふつうの女だったらそこで超凹むだろうが、
おれはかえってこの言葉に救われた。
恋が実っても女として見られるより、
恋は砕けても男として見られる方がずっとずっと嬉しかったんだ。
ま、男としても見られてはなかっただろうけど。
ものすごく仲良くなれたわけでもなかったが、
友達でいられただけで光栄だった。
実際入学後大学内ですれ違った時も、
おれを避けるでもなく普通に挨拶したり軽く立ち話してくれたし。
いいやつだったな。
おれだけバカみたいだったな。
そんなこんなで大学へ。
$への未練は残りつつも、入ったバンドサークルでやっぱり早々に
(そう、おれはものすごく惚れやすい!!!!!)
好きな人ができた。◎としよう。
この時もやっぱり霊的な目で結婚相手として見ることなんかできてなくて
単純に男としてかっこいい!!おれもこいつみたいになりたい!!
って思いで憧れてたって感情に近いけど。
付き合ってどうこうしたいとも思えなかった。
想像つかなかったよ、おれが◎とカップルになってる姿なんて。
そういう妄想しようとした記憶も多分ない、
ただ◎のこと思い浮かべるだけで、
そいつのステージを最前列で見てるだけで、
一緒にステージに立てるだけで(おれはドラムでそいつはギター、
充分幸せだったと思う。
「ファン」って感じだったのかもな。
だがそれなりにゾッコンだったその時期に、
某SNSで音楽の趣味から知り合った6歳上の社会人↑と親しくなり、
おれが無意識に思わせぶりな態度だったせいもあると思うけど
なかば不本意で告白された。
中学の▲のときと同じ状況。
そしてその時の反省も生かせず、
結局気持ち動かされちゃって付き合い始める。
付き合ってる間は結構楽しかった。
いろんなことについて話はつきなかった。
でも、よくよく思い返せば、
おれは↑のことを何一つ理解しないままだった。
好かれるとすぐ好きになっちゃう体質のおれは
すっかり↑のこと好きになってたが、
好きで、力強く気持ちを伝えてくれる↑と早く結婚したくて、
その思いばかりつのってまったく冷静さを欠いていた。
なんと、職業くらいはわかってたが、
別れた時まで家族構成すら知らないままだったんだ!
そして思いやりがなかった。
本当にこの頃のおれはお子様だったと思う。
片想いしている間は、どうやったら相手に喜ばれるか考える。
自分に好かれていることなど何の価値もないだろうから、
友達としてしてあげられることを必死に考える、
だからすごく成長する。
でも一旦相手が自分のこと好きってわかったら、
「大好きだよ」とか言うだけで幸せな気持ちにしてやれるから、
すごく人間としての成長が止まる。
むしろ愚かになる。
やがておれは調子に乗り始め、
相手の気持ちを試すようなことをしてしまった。
しかも、年末になって超忙しくなった↑を思いやることもせず、
連絡がまばらになったことに不満ばかり抱いていた。
本当に最低だった。
いろいろあったがやがて別れはやってきた。
おれの恋愛遍歴の中で、
この頃のことは一番思い出したくないかも知れない。
自分が最低過ぎて。本当に悔やんでも悔やみきれない。
おれは、自分を好きになってくれた大切な人を、
あんなにも傷つけてしまったんだ。
もはや償う方法もない。
クリスチャンとしてもまったく証の立たないことをしたし、
それ以前に人間としてサイテーだった。
せめて良い人と幸せになってて欲しいと、
そしておれなんかと違って素晴らしいクリスチャンと出会って
イエス様を信じてほしいと願うばかり。
長くなりすぎて疲れたので、続きはまた。